「2022年、今年の10曲。」を1人で勝手に決めよう
はじめに
この記事はUEC 2 Advent Calendar 2022 20日目の記事です。遅刻してごめんなさい……!!
昨日の記事は、UEC_Nameless さんの「弊学文化録」でした。
「電通大あるある」みたいなのがこれでもかと詰まっていて、読んでいて楽しいですね!ぜひ電通大志望の受験生にも読んでもらって、私たちのことを知ってもらいましょう。それはダメかも。
自己紹介
アドカレ企画20日目を担当します、T/Fと申します。
私のことを知らない方も多いかと思いますので、本題に入る前に軽く私のことについて書きましょう。
- UEC22
- シンセデザイン研究部、アイドルマスター研究会【D@NPEN】に所属
- 時々DJで遊んでいる
- 星輝子 松永涼 担当プロデューサー
- TAKU INOUE(イノタク)に傾倒して早5年
最近は色々楽しく忙しくやらせてもらってます。
2022年、今年の10曲。
何ですかそれは?まあ私が適当に言い出したので元ネタとかは特にないんですが、とにかくこれを決めたい。
上のプロフィールを見ていただければわかるかと思いますが、私という存在を「〇〇オタク」の形で形容するとしたら「音楽オタク」が一番デカいのかなと思います。この企画を知って、何か書いてみたいと思ったときに、私が一番熱量をもって語れそうなテーマがこれかなと思いました。
ちょっと自分語りしたくなっちゃった
私の音楽に対する向き合い方が変わったのは、2020年の春でした。新型コロナウイルスにより学校にも通えず1日中家で過ごしていたある時、MU2020というイベントを知りました。
MU2020とは、秋葉原にあるDJバー・MOGRAが主催となって全国のクラブやライブハウスの協力のもと行われた全4回に渡るオンラインイベント。コロナ禍で営業自粛を余儀なくされるクラブやライブハウスが苦心の末生み出した新たなイベントは、インターネット上の絵師など多くの人を巻き込んで大きな盛り上がりを見せました。MOGRAはイノタクさんとも縁が深い場所で元々知っており、第2回から私も見ていましたが、これをきっかけにクラブミュージック・DJの沼にはまっていくことになったのです。
DJに興味をもってから、色々な音楽を聴くようになりました。また、自分でそうしようと意識しています。今回はそんな私が聴いた2022年リリースの音楽の中で、最も好きな10曲を発表したいと思います!
注意事項
- あくまでも私が好きな曲です。流行などは一切関係ありません。
- 曲はリリース日順に発表します。順位はありません。
- サブスクで聴いただけのにわかの場合があります。ご了承ください。
- 近年アニメを全然見られていません。結束バンドはアニメ見てたら多分ランクインしてた。先に謝罪します。ぼっち・ざ・ろっく!は年内には必ず見ます。(あと11日ってマジ?)
エントリーNo.1
Landscape / 緑黄色社会
1月26日発売の緑黄色社会3枚目のアルバム「Actor」収録曲。デジタルでは1月1日に先行リリースされました。
鳴りの良いビートに、明るく弾むようなピアノとグルーヴィーなベースのスラップ、そしてサビ前にしっかりキメるギターとVo.長屋晴子の唯一無二で力強い歌声。聴く度に首が動いて、ビートにノってしまうような曲です。
緑黄色社会は「Mela!」の時から名前は知っていましたが、この曲をCMで聴いた時に完全に撃ち抜かれましたね。ベースがめちゃくちゃ気持ちいい。ポップスはこういうのが好きです。
CMは2021年秋くらいから放送されていて、曲はいつリリースされるんだ!と暴れていたら、元日の音楽番組に出演した後に先行リリースされてましたね。まあアルバムリリースまで気が付かなかったんですけど。
エントリーNo.2
NEW FRONTIER! / 日高零奈 (CV: 蔀 祐佳)、東雲和音 (CV: 天音みほ)、茅野ふたば (CV: 堀越せな)
音楽原作メディアミックスコンテンツ「電音部」より、1月6日リリース。40週連続リリース企画(現在2回目の最中←どういうこと?)など、精力的に楽曲発表を行う電音部の2022年1発目のリリースがノミネートです。バンナムフェス2ndでも披露され、アキバエリアひいては電音部を代表するような楽曲になったな、という印象をもちました。
作編曲はシンデレラガールズやアイカツ!でもおなじみMONACAの石濱翔。とにかくオシャレでしかもノれる。圧倒的で印象的なファーストドロップですが、セカンドドロップは対照的に静かで、でもぶち上がります。どっちもDJで使いたいポイント。フルでかけよう、この曲は。
そんな電音部、音楽原作といっても他にどんなのがあるの?と思ったそこのあなた!!
ノベルを読みましょう。第1部は無料です。
DJがカルチャーの中心となった近未来で、「電音部」という部活に青春を捧げる女子高生たちのお話です。第1部ではこの曲を歌う「アキバエリア」の他に、「ハラジュク」「アザブ」「シブヤ」という4つのエリアが登場します。どのエリアも個性的で、きっと刺さるキャラクターや曲があるはずです。そしてストーリーもめちゃくちゃよいし、曲の解像度が爆上がりするのでオタクにおすすめです。
エントリーNo.3
SOS / Midnight Grand Orchestra
「Midnight Grand Orchestra」通称「ミドグラ」のデビュー曲として、4月13日にデジタルリリース。7月27日発売の1stミニアルバム「Overture」にも収録されています。
VTuberの星街すいせいと作曲家のTAKU INOUEが、「3時12分」「Stellar Stellar」の提供を経て、新たにユニット「Midnight Grand Orchestra」を結成。ストリングスをフィーチャーしつつもイノタク節全開のトラックに、星街すいせいの圧倒的な歌唱が合わさり、新次元の楽曲が爆誕しました。規則的なビートの上でストリングスが不思議な動きをするドロップがめちゃめちゃ気持ち良いです。
アルバム発売記念にオンラインライブもやっていたのですが、これがめちゃくちゃすごかった。2次元と3次元の融合、細部まで作りこまれたステージ(もはや都市)、カメラや照明の演出など、あげたらきりがないくらいすごポイントがいっぱいありました。VTuberのライブはあまり見ないのですが、おそらく同業者の中でも一番最先端のことをやってたのではないでしょうか。今後の動向も要注目です。
エントリーNo.4
孤独の中で鳴るBeatっ! / ももいろクローバーZ
5月17日発売の6thアルバム「祝典」収録曲。学食で流れていた別の曲をShazamしたことをきっかけにこのアルバムの存在を知りました。
進撃の巨人とのタイアップでも知られる「神聖かまってちゃん」のフロントマン「の子」が作詞・作編曲を手掛けています。10年以上前から交流があった両者ですが、楽曲提供は今回が初です。かまってちゃんを好きな人なら一聴しただけで彼の曲だとわかるでしょう。私もそうでした。てかタイトルで気づける強者もいるかも。
特徴的なイントロから始まり、明るくも切なさを感じさせるピアノとストリングス。決してポジティブなだけじゃないけれど心を支えてくれる歌詞を4人が歌うことで、多くの人の背中を押してくれる楽曲です。(かまってちゃんは人を選ぶバンドなので……。)
この曲を聴いて神聖かまってちゃんに興味をもった人には、「天文学的なその数から」とかオススメです。
エントリーNo.5
WE ARE BACK / KMNZ
6月12日リリースの3rdアルバム「KMNSTREET」収録曲。リリースから結構後ですが、Spotifyのアーティストページを見て知りました。
気だるげなイントロから何が始まるかと思えば、究極にノりたくなるビートと、それぞれ違う魅力のある2人のラップ。サビのリリックがめちゃめちゃ頭に残ります。中毒性がある。
KMNZは「VR」をDJで聴いて知ってから、時々曲をチェックしていますが、やっぱりラップが上手いですよね。同じアルバム収録の「OVERNIGHT」とかもケンモチヒデフミプロデュースのめちゃめちゃカッコイイDEEP HOUSEで迷ったんですが、個人的に何度も聴きたくなるのはこっちかなーということで。
エントリーNo.6
We Are The Music / 水瀬いのり
7月20日発売の4thアルバム「glow」収録曲。TAKU INOUE提供曲ということで知りました。
とにかく良いです。曲も詞も。何トラックも重ね録りされたギターは厚みがあるし、ストリングスやピアノがキラキラしているし、そのうえビートはしっかりしていて気持ちいい。ライムを大事にしつつも「五線譜はすこし手狭なんだ」というようなフレーズのかっこよさも存分に出ており、彼が一流の作詞家でもあることを再認識しました。
イノタクさんきっかけで聴いたアルバムでしたが、他の曲も名曲揃い。特に「八月のスーベニア」がめちゃめちゃ良くて8月は毎日聴いてました。流石に同じアルバムから2曲は……と思い、泣く泣くエントリーから外しました。
エントリーNo.7
ストリート・ランウェイ / ラピエサージュ
「アイドルマスターシンデレラガールズ」より。リズムゲーム「アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ」に実装されたのは2月27日ですが、CDは8月3日に発売されました。長くなるのでユニット名だけ書きましたが、歌唱アイドルは砂塚あきら(CV: 富田美憂)、早坂美玲(CV: 朝井彩加)、堀裕子(CV: 鈴木絵理)、多田李衣菜(CV: 青木瑠璃子)、二宮飛鳥(CV: 青木志貴)です。
シンデレラにおいて、ハイセンスでカッコいいバンドサウンドは烏屋茶房が切り開いてきたと個人的に思っていますが、この曲で石濱翔がまた新たなステージを見せてくれたなと思いました。キレキレのカッティングギターと、複雑なコードを奏でるピアノと、縦横無尽に動き回るベース、そしてしっかりキメるドラムのフィル。一聴して「あっカッコイイ!」となる要素が詰まっています。あと「エ、堀裕子がこんなカッコイイ曲歌うの!?」という驚きも。
9月に行われたライブ「#cg_ootd」でも4人で披露されました。配信で見ていましたが、とてもよかったです。いつか5人揃って披露してくれ……!
エントリーNo.8
Into the storm / Photon Maiden
メディアミックスプロジェクト「D4DJ」より、8月10日発売のPhoton Maiden 1stアルバム「4 phenomena」収録曲。リズムゲーム「D4DJ Groovy Mix」で2021年10月27日に実装された曲がついにリリースとなりました。
Photon Maidenは本格的なサウンドとダンスパフォーマンスが売りのユニットで、その曲は近未来や宇宙を感じさせるものが多いです。この曲はそんなフォトンのイメージとは異なり、ドロップでは一気に野蛮でアンダーグラウンドなトラックになり、その後ポエトリーリーディングにも近い感情むき出しのラップがあります。しかし歌詞にもあるように、この曲が歌っていることは「変化を恐れない」ことです。この挑戦的な楽曲は、多くの人に受け入れられたのではないでしょうか。
新島衣舞紀役の前島さんは降板してしまいましたが、Photon Maidenはこの変化を恐れずプラスに変えていけるようなユニットだと私は思っています。最近はあまり追えていませんが、これからもチェックしていきたいです。
エントリーNo.9
レモン少女 / 日高零奈 (CV: 蔀 祐佳)、東雲和音 (CV: 天音みほ)、茅野ふたば (CV: 堀越せな)
8月13日, 14日に開催された「コミックマーケット100」で先行販売された電音部のCD「スカッと夏晴れ!はちゃめちゃビーチでドーンだYo!」収録曲。サブスクでは11月3日にリリースされました。なんと電音部しかもアキバエリアから2曲ノミネート!(すみませんどうしても入れたかった)
00年代のAKB48を彷彿とさせるような超ド王道アイドルソング。電音部でこういう曲やるならアキバだよね。全アイマス曲の中でも「Orange Sapphire」が指折りに好きな私にこの曲が刺さらないはずがなかった。サビの王道進行に対して下降するメロディ、大好物です。コードがIVなのにメロディが3度で半音ズレてるから切なさを感じるのが好きなのかもしれない。盛り上げ曲なのに。
10月29日に開催されたイベント「電音部エリアミーティング アキバ」で初めてちゃんと聴いて、完全に私の中でアンセムになりました。ちなみにまだCD持ってません。CDにはドラマトラックも収録されているので、もう持っている方もこれを見て気になって買った方もくれぐれも私にネタバレしないでください。
エントリーNo.10
CAN-VERSE / 花譜×ORESAMA
10月12日リリース。VSingerの花譜によるリアルのアーティスト&コンポーザーを中心としたコラボレーション企画「組曲」より生まれた曲です。
ファンキーなカッティングギターとクールで気持ちいいスラップベース。ORESAMAの代名詞といってもいいノリノリなサウンドに、Vo.ぽんとはまた違った"クセ"をもつ花譜の歌声が乗り、コラボらしくここでしか聴けない1曲となっています。
ORESAMAは、MOGRAで「流星ダンスフロア」などがよくかかっていて知りました。4つ打ちはDJで使うと楽しいですからね。時々Spotifyでチェックするくらいだったので、先日「充電期間」に入ったことを知って驚きました。この手のジャンルで一番いい曲作っているアーティストだと個人的に思うので、充電完了して新しい曲が聴けることを楽しみに待とうと思います。ライブも行きたいな、その時がきたら。
「今年の1曲」を決めよう
え、決めるの?まあ並べただけではアレですし、せっかくなので選ぼうかと思います。
どうしようかな。どれも良すぎて選び難い。
う~ん、
レモン少女にしようかな。一生「好き」って言い続ける気がするし。
というわけで、
「今年の1曲」は、「レモン少女」です!!!
みんな聴こう。
今回紹介した曲をSpotifyプレイリストにまとめました。ストリート・ランウェイをフルで聴きたい人はデジタルでも売ってるので買おう。
ちなみに今回ギリギリまで12曲から減らせませんでした。惜しくもノミネートされなかった「かかった魔法はアマノジャク」と「Fashionable」もぜひ聴いてみてね。
おわりに
もう本題は終わったけど、ここでなんか宣伝できたらかっこいいよな~。
……そうだ。
12/29 21:00~ DJ配信やります!!!
よければ聴きにきてね。今日紹介した曲をかけるかはわからないけど。
UEC 2 Advent Calendar 2022、明日の担当は𝕊𝕠𝕦-𝟠さんです。「物概を7回受講した話とかを書き散らします。」とのことです。22生は要チェックかも……!?
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。